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個展 杉本圭助 “漂うけしき”

by 6月 02, 2023

 

個展


Invisible Light 漂うけしき
SUGIMOTO Keisuke 杉本圭助

 

@st company KIRYU
開催期間:7月1日 (土) 〜 17日 (月・祝)

※1日 (土) 、2日(日)作家在廊いたします

 

 

( Invisible Light, 2023 ©︎SUGIMOTO Keisuke )

 

 

この度、美術作家の杉本圭助による個展をst company KIRYUで開催いたします。
杉本圭助は、平面作品を中心として制作を行い、個展やグループ展への出展など、精力的に活動を続けています。

今回は、近年制作している作品をメインにst comapany KIRYUの1F-honkanギャラリーをはじめ各階の様々な場所で作品を展示します。

銀箔や皮などの素材の感覚、そして作品1点1点がみせる表情をぜひご高覧ください。

st company KIRYUの独創的な建物と現代美術のコラボレーションをお楽しみに。

 

 

 

■杉本圭助のひとり言 〜個展の開催によせて〜


そんななにか 
SOMETHING LIKE THAT

向かいの家の壁をぼうっと眺めていました。


太陽の光が
壁にあたって
、
セピア色に変化し、その光の様子に一瞬
なにかが現れた!?

 


いつも立ち寄る
川っぱら
。


水面に光が差し込み、きらきら
して、あたりの気配も
いつも
とは違う、フワーと時空が動
くような雰囲気に包まれます。

 


とある日には、商店街の夕暮れ、人がざー
っ
と動いて、おしゃべりする
人々
。


人がわらわらとうごめく・・・そんな様子も観察していました。

 

朝の光
に目を細めたり
、木の葉たちが風に揺れ光がちらちらしたり。


 

こんな瞬間のこと。


光の流れる速さや、時間がゆらぐ。


私は現実
の中で、ふ
とこの世でない
ような
風景
、
そんな
なにか
を捉えてみたいと
思いまし
た
。

 

 

 

間
(
ま
)
 I
NTERVAL


( 時間の表面 Surface of time, 2021 ©︎SUGIMOTO Keisuke )

 


木製パネルに
絵の具を
20
~
30
層ほど塗り重ね、
画面を塗り重ねる途中でビニールシート
を入れ込み、その後さらに絵の具を塗り重ね、乾燥後にシートを剥がすことで面が出現します。

乾かす時間によって、面の
縁
の出方が変わりますし、季節ごとの温度や湿度で面の表情も
さまざまです。


右側の
銀箔
は、ビニールシートで面が露出した後、上から銀箔を貼るので、
積層の筆の後や剥がした痕跡が
あらわになります
。

それは、
まるで
皮膚に生まれる皺のよう
に
時間の降り積もりを感じさせます。


 

太鼓の音が鳴った後、


次に鳴るまでの間
とその間に
あ
る音の共鳴
が
音
を
成り立たせていると思います。

 


絵画も
一層一層を絵筆で塗り重ねる時間、
こ
の間
(ま)
の感覚を大事にしています。

 

 

 

一歩出る IPPO DERU


2021年6月12日~27日に、st company kiryuで開催した個展「明るい部屋」からおよそ2年。


また新たな世界の捉え方を模索しています。


いつも通り、友達と会話をするように作品を楽しんでいただければ嬉しいです。

 

( 
2
年前の個展の様子)

 

 

 

 

〜 profile 〜

 

杉本圭助
美術作家
1984年 大阪生まれ
2008年 神戸大学 建築学科 卒業

 


“時間”や“動き”といった物理的な現象を、美術作品の中で結びつけていくことが杉本の平面作品の特徴。


物理的な現象を概念化したのは、人間。

実は、杉本の制作には一貫して“人間”というテーマがある。


物理学のように、世界を説明するための理論や方法を、先代の人間が試行錯誤して考え出してきた営みに
杉本は注目している。

その営みを“人間らしさ“と捉える。


人物や風景といった対象を平面に描く、という手法ではな
く、
“
動き
”
や
“
速度
”
や
“
時間
”
といった形と
して目
に
見えないが、
人間が概念化してきた事象であり
絵を描く上でその構成要
素
でもある
現象
(線描に用いる
糸にかけるの力の加減、時間の経過による乾燥など)
と対峙し、それを平面という二次元の世界で表現
す
る
。


人間の思索の系譜に触れ、
平面がなんであるかという根本に問いかけ、作品制作を通
じて
杉本なりに
この世界を把握する方法を模索し続けている。

 

 

個展
2009 “ 玉乗りキノピオのバブル ” NOW IDeA by UTRECHT , 東京
2009 “ 玉乗りキノピオのバブル ~青い鳥とpop spring mountain~ ” ripple by stcompany , 群馬
2010 “ 光の造物学者 ” 屋外 , ハンブルグ
2010 “ 心の神殿 ” Pulp , 大阪
2011 “ rules ” 児玉画廊 , 京都
2012 “ 無機の儀礼 ” 児玉画廊 , 京都
2013 “ 不自然の状態 ” 児玉画廊 , 京都
2017 “ 物理 / 霊媒 ” 児玉画廊 , 東京

2021 “ 明るい部屋 “ st company KIRYU , 群馬

 

グループ展
2011 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 11 ” 児玉画廊 , 東京
2011 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 12 「Good Looking Little Ones」 ” 児玉画廊 , 京都
2012 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 14 「四角と不条理」 ” 児玉画廊 , 東京
2012 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 16 「Art Builder at Work」 ” 児玉画廊 , 東京
2014 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 20 「not a total waste」 ” 児玉画廊 , 京都
2014 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 24 油画考♯1「コンセプト、イメージ、画材のコンジャンクション」 ” 児玉画廊 , 東京
2014 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 25 「JUST THE WAY IT IS」 ” 児玉画廊 , 東京
2015 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 31 「絵画を作る方法」 ” 児玉画廊 , 東京
2018 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 41 「Intension of Technique」 ” 児玉画廊 , 東京
2018 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 43 「海上の道 セッション1」 ” 児玉画廊 , 東京
2019 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 48 「AaA」 ” 児玉画廊 , 東京
2020 “ イグノア・ユア・パースペクティブ 55 「Reforming Perceptions」 ” 児玉画廊 , 東京

2023 “ 春分工藝美術祭 “ Center for COSMIC WONDER , 東京

2023 “イグノア・ユア・パースペクティブ 62「寓話的思考」” 児玉画廊 , 東京 

 

 

作家ホームページ

 

 

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

 

 

 

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個展

Invisible Light 漂うけしき

SUGIMOTO Keisuke 杉本圭助


@st company kiryu
開催期間:7月1日 (土) 〜 17日 (月・祝)

※1日 (土) 、2日(日)作家在廊いたします

 

※ 最終入店は、「19:00」とさせて頂きます。
19:00までに入店がない場合に関してはクローズさせて頂きますのでご了承くださいませ。

 

※期間中定休日: 7/5(水)、11(火)、12(水)

 

住所:〒376-0036 群馬県桐生市川岸町177-4[Google Map
TEL: 0277-22-5535
メールでのお問い合わせはこちら

 

 

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6月 02, 2023 | by | TEL: 0277-43-6308info@stcompany.com
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